【11月8日(日)】令和8年度 歯科専門職(医療安全・感染予防)研修会「安全な歯科医療を提供するためのバイタルサインセミナー」
- 開催日時
- 令和8年11月8日(日)9:30~12:30
- 開催場所
- オンライン/富山県歯科医師会館
- 定員
- 無し(無料)
- テーマ
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安全な歯科医療の普及を目的としたバイタルサイン評価と患者急変対応
- 講師
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新潟大学大学院 医歯保健学研究科 歯科麻酔学分野 早稲田大学 人間科学部 人間情報科学科 岸本 直隆 先生
抄録
安全な歯科医療の普及を目的としたバイタルサイン評価と患者急変対応
新潟大学大学院 医歯保健学研究科 歯科麻酔学分野
早稲田大学 人間科学部 人間情報科学科
岸本 直隆
超高齢社会の現在、医療機関を受診する患者の多くが高血圧症、心疾患、糖尿病など様々な基礎疾患を有している。歯科においても同様で、歯科医師は治療中に基礎疾患が増悪する患者に遭遇する機会が増えている。大学病院歯科における患者急変(全身的偶発症)の発生頻度は約8,300~32,000症例に1件とされ、治療ストレスに起因する血管迷走神経反射や過換気症候群に加え、基礎疾患に関連した異常高血圧、狭心症発作、低血糖なども報告されている。これらの患者に対し、歯科医師は迅速かつ適切に対応することが求められており、全身的偶発症の診断および治療に関する知識やスキルを獲得することは極めて重要である。
局所麻酔は歯科医院において日常的に行われる処置であるが、刺入時の恐怖や痛みといった患者へのストレスが時に血管迷走神経反射や過換気症候群といった全身的偶発症を引き起こす。またリドカインやプロピトカインなどの局所麻酔薬によるアナフィラキシー、局所麻酔薬中毒、メトヘモグロビン血症、さらに血管収縮薬アドレナリンによる頻脈や血圧上昇など歯科用局所麻酔剤に含まれる様々な成分が原因の偶発症も報告されている。本講演では歯科治療時の全身的偶発症として最も頻度が高い血管迷走神経反射をはじめ、アナフィラキシー、過換気症候群などの病態、症状、診断方法、初期治療について解説する。また全身的偶発症の診断や治療効果の評価に必須である生体モニタを活用したバイタルサインの評価方法についても説明する。
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